舞台作品「筆舞®」をご覧ください

 

『黎明』
「希望」をテーマとする作品

 

「筆舞®」とは

「筆舞®」は、私のオリジナルパフォーマンスです。

書と音楽のコラボレーションを発展させ、作品として完成させました。

演目ごとにテーマを決め、「楽曲」のイメージに合わせて「文字」を選び、物語として仕上げています。曲の音符の一つ一つに文字の一画一画を合わせ、墨をつける瞬間をも楽符に合わせて構成してあります(商標登録済)。

2008年にはニューヨーク/マンハッタンにて公演。2015年7月にパリのジャパン・エキスポに参加、同年11月にはポーランド映画界の巨匠アンジェイ・ワイダ監督の招聘を受け、各国大使、総領事を招く日本美術技術博物館第21周年記念祭で筆舞4演目を公演させていただきました。

言葉も文字も、文化も異なる国の舞台に立ち、終演後に多くの方から賛辞をいただいたことが私の財産となりました。

舞台作品としては5演目ありますが、小規模ライブとしての筆舞作品もこれまでに幾つか作成しました。

寺、神社、ホテル、施設、学校などで、これまでに筆舞ライブを経験させていただいております。

一つの演目では同じ音楽、同じ文字を書くのですが、その舞台の大きさにより紙のサイズが変わってきます。そして当然、文字の大きさが変わるため、筆が変わります。それにより、衣装も変われば、場合によっては世界観の創りこみが変わってきます。

この微妙な変化を楽しみながら制作をしています。

「筆舞®」作品の紹介

 

『天地創造』
「誕生」をテーマとする作品
『今昔物語』
「継承」をテーマとする作品
『薔薇』
「美」をテーマとする作品
『黎明』
「希望」をテーマとする作品
『SAKURA』
「人生」をテーマとする作品

観る、感じる、そして内側の世界へ

「書」の魅力を最大限に伝えたいと思います。「書く過程もが美しい作品創り」を追求しています。

「舞台作品」では、文字が産まれる瞬間を見ていただけます。新しい芸術として、「舞台作品」を華麗に仕上げる為に、緻密に全行程を計算して構成してあります。

心を集中し研ぎ澄まされた書と舞の精神性は重なり、始めから終わりまで、張り詰めた空気が作品を高めてくれます。

ただ、見るのではなく、より多くのことを感じていただくために作品ごとに世界を分けて構成してあります。

終始、躍動感、臨場感、緊張感を高めていくこと。そして、内側の世界へ誘いたいと思います。

さらには、国境を越えて「融合」すること。自国だけではなく国境を越えても作品や想いを伝えたいです。

アート書で書き上げる

「静」も「動」も、作品は全てアート書で仕上げています。これは、新しい創作技法からなります。

作品は壁面ではなく、床面を使用して書いていきます。

アート書での作品創りは、芸術としての幅が広がり、挑戦する意欲を湧き立たせてくれます。

そして、アンバランスの美を追求します。

作品は全て譜面のように全行程を計算して構成してあります。

例えば、筆を取るタイミング、筆を置くタイミング、墨をつけるタイミング、筆さばき、衣装さばき、手の動き、歩幅、座るタイミング、立つタイミング、歩く速度、視線を動かすタイミング、書く間の所作……等です。

一瞬でも間違えると全てが狂ってしまいます。同時進行で瞬間が重なるほど、自分のなかで難易度が高くなります。このことは「見応えのある作品を創りあげたい」という想いからなります。

曲の長さも、文字数も、道具の数も、作品毎に違いますが、通して言えるのは「一瞬の迷いも許されない」ということです。作品として観ていただくのであれば、失敗は許されません。一作品毎に真剣勝負です。

全行程に散りばめられた技の修練を積み上げています。そのため、何回でも同じ作品を書き上げられます。

道具

作品は、筆と墨を使って書き上げていきます。作品の世界観に合わせて、扇などの道具を扱います。

また、イメージとして、筆の軸は魔法の杖、蕾(つぼみ)を持った茎、硯は魔法の小箱であったりします。

また、作品のどのタイミングで筆に墨をつけるのが最も美しいかを考えて、道具の位置が決まります。その結果、道具を多数使用することになります。

道具は単なるモノではなく、作品に「魂」を吹き込んでいます。

 

「筆舞®」公演のご依頼は、こちらからご連絡ください。

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